「当ホテルはファミリー層へのおもてなしを重視したリゾートホテルです。『ウェルカムファミリー』というミキハウスの認定事業があるのですが、その中の約100個の項目をクリアすると、小さいお子様にやさしいホテルとして、『ウェルカムベビーの認定のお宿』と評価されます。フサキリゾートヴィレッジでは3年前から取得しておりまして、家族で楽しめるホテルとしてご支持をいただいています」

渡邊さんの言葉通り、施設内では至る所にお子様への配慮が行き届いています。例えば、テーブルなどの角にはクッションがついていてケガの心配が低いほか、赤ちゃんをお連れのお客様へは離乳食が無料など、幼い子どもと一緒でも家族と一緒に安心して島の時間を満喫できます。

また『フサキリゾートヴィレッジ』の目玉ともなっているのが、石垣の美しい海を堪能できるビーチ。マリンスポーツのメニューは、石垣島の中でもNo.1の充実度を誇っています。プールにも子どもと楽しめるアトラクションが多数用意されているのもうれしいポイント。至福の「島時間リゾート」を体感しながら、家族と優雅な夏のひとときを過ごせる宿として、ファミリー層から絶大な支持を得ており、その稼働率は石垣島の中でも常にベスト3位内に入る人気ホテルとなっています。

すでに石垣島の中でも随一のポジションを確保している『フサキリゾートヴィレッジ』ですが、さらなる成長を見据え、大規模なリニューアルプロジェクトが進行中です。今年の６月にはフェーズ１として、プールエリアやビーチのリニューアルが終了。ウォータースライダーなどアトラクションのパワーアップに加え、雰囲気のあるプールサイドバーのオープンなど、より石垣島のリゾートを満喫できる内容となっています。

「現在は敷地の北側に新しくフロントロビーを建設中です。12月完成予定で、今回のリニューアルでラウンジバー、メインダイニングが一新されます。また来年夏までには140室の客室を新設するほか、宴会場、スパ、大浴場、室内プール、郷土料理レストランなどの拡充も予定しています。プロジェクトは2020年春までに完了する予定で、その時には市内寄りの場所にももうひとつホテルが完成しています。合計で400室近くになるのですが、それは島内でも最大の規模になります。まさに今、ホテル全体が変わっていく途中の段階で、スタッフの確保も急務になっています」

また、『フサキリゾートヴィレッジ』のビーチ内の桟橋は、石垣島のフォトスポットとしても有名。美しいオーシャンビューや夕日の絶景スポットとして人気で、多くの写真がSNSにも投稿されており、宿泊客以外の来訪者も多くなっています。

「桟橋の写真を撮りに来られる方のほか、お陰様でリニューアルしたプールもたいへん好評で、宿泊客以外の方にも多く利用していただいています。そのため、ビーチのスタッフだけでも昨年と比べ2～3倍近くなっています。当然人材確保は重要な課題となっています。春から採用を積極的にしていて90パーセントほどは埋まりましたが、グッドマンさんにはそのときにもご協力いただきました。以前から1年を通して、足りないときに安定してご紹介いただいているので非常に助かっています」

12月のリニューアル終了に伴いスタッフの拡充が必要になるのが、レストランや調理の部門。現状でもこの分野は充足率が80パーセントとなっており人手が不足していますが、リニューアルが完了すればビュッフェスタイルのオープンキッチンもスタートするため、より人手が必要となります。

「私たちのホテルでは、レストランの分野は３割くらい派遣スタッフの方に来ていただいています。やはり質を担保したいので、30～30半ばの経験が豊富な方に来ていただけるといいですね。実は近年、石垣島は観光客が一年を通して増加していて、冬でも忙しいんです。12月のリニューアル完了時には、優秀な方が揃っていてほしいです」

また『フサキリゾートヴィレッジ』では、2020年春のゴールへ向け、施設だけでなくスタッフの質もグレードアップしていきたいと考えているそうです。

「2020年にリニューアルをすべて終えたときには、石垣島で一番の規模になっています。それに向けてホテル自体のグレードもステップアップさせていきたいと考えています。それには施設がよりよいものになっていくわけですから、ホテルマンも進化をする必要がある。今いる人間も成長しないといけないし、そこにあわせたホテルマンを採用していかねばなりません。グッドマンさんには、そういった優秀な人材の確保の面で、これからも強力なサポートを期待しています」